番組出演に関する事実関係について
平成26年3月17日(月)
インターネットの某巨大掲示板に、私がNHK朝7時のニュース全国版に出演したことに関して、様々な疑問の声が上がり、問い合わせが相次いでおります。手前の件で、皆々様をお騒がせし、誠に心苦しい次第であり、これも私の不徳の致すところと捉え、尚一層の精進の決意を新たにした所存です。皆々様に於かれましては、今後も指導ご鞭撻賜りたく、お願い申し上げます。
尚、私の出演した番組に関する事実関係に於いて一部誤解も認められることから、大変僭越ながら以下の通りお答えいたします。
Q1 交通事故損害賠償に関する取材ではありませんか?
違います。
そもそも、私が取材を受けたのは大阪の轢き逃げ事件に関するものです。撮影が行われた時点においてまだ犯人は確保されていません。すなわち損害賠償の請求や交渉自体が不可能です。
また、開業以来、交通事故の調査に関わってきましたが、あくまでも客観的中立な立場で行政に対する照会や事実認証を行ったものであり、賠償には一切関わっておりません。
Q2 取材対象は行政書士業務ですか?
行政書士業務と思料いたします。
取材を受けた対象は、道路と車両に関するものです。これらは法令に基づいた基準に基づいて造られており、監督官庁よりこれらの諸元等を照会し、仮想空間上に対象車両の特定を目し再現したものです。すなわち報道に対して行政の基準に基づく解説を行ったに過ぎません。
一般的に、交通事故は道路交通法のみに目が奪われがちですが、そもそも、交通事故は行政の管理する道路で、行政の許認可された車両が介在して事故が生じます。事故当事者何れの立場にも依らず、客観的中立な立ち位置で、これらに関連する法令や基準を精査し、現場の事実認証を行うことは、①行政に関わる許認可情報を収集し、②事実認証を行う 行為ですので、行政書士業務と思料する次第です。
Q3 なぜ行政書士であることを秘匿したのですか?
秘匿していません。
結果的に私は「交通事故の専門家」として氏名と併せて紹介されました。私自身は、取材を受ける前に行政書士である旨、記者やディレクターに対し身分を明かした上で取材に応じており、一切行政書士である旨、秘匿しておりません。
交通事故に関してはこれまで様々な調査を通じて関わっており、損保の行政書士特約についても複数件受任した経緯があるものの、若輩の身でありながら「専門家」と称呼されることに対して若干の抵抗はありました。しかしながら、あくまでも第三者がそのように認めたものであり、私自身がそう名乗ったものではなく、ましてや身分を秘匿したわけでもない旨、ご理解頂ければ幸いです。
尚、私の肩書きを何にするかは、放送時間の10分前まで紛糾しました。今回のお仕事を紹介頂いた元福岡西支部理事の先生もNHKに対し、私の肩書について取材された大阪支局のみならず関係各位に対して、かなり強く働きかけて頂いたのですが、とうとう行政書士という称呼が用いられませんでした。
これ程までの後押しがあったにもかかわらず、このような結果に終わった事は、私自身の力不足であると捉え、深く内省するだけでなく、社会正義に広く深く行政書士がその職責を持って関与できるよう、身を粉にして邁進する所存です。
Q4 NHKの受信料を払っていないのは本当ですか?
はい。払っていません。
私は、そもそもテレビ自体を保有しておらず、受信料の支払い義務はありません。テレビを所有していないのは経済的事由です。後はお察し頂ければ幸いです・・・。